J's eye
edited by Jun Ishida

棕櫚(しゅろ)



棕櫚(しゅろ)はヤシ科の植物
よくみられる種類は主に『ワジュロ』と『トウシュロ』。
見分け方はワジュロは葉の先端が垂れ下がり小ぶり、トウシュロは葉が先までピンとたち、割と大きめな木が多い。
束子やほうきなどの道具に使われるのはワジュロ。
最近では安価なパームヤシを使った束子が主流ですが、昔からのシュロのほうが柔らかく、耐久性もよく、長持ちするようです。
同じように見えても日本本来の材料のほうが日本人の生活にあっているようなものは多く、棕櫚もそのひとつだと思います。

棕櫚は神の招代(おぎしろ)として古来尊重されたので、その葉も聖木のシンボルとして家紋に採用された。
もともとは神文であるが、駿河浅間(せんげん)神社にいあやかって用いる者が多い。
葉脈が入っているものとないのとがあるが、入ってないものは葉が11に分かれている。
(家紋以降は『みなぎ』サイトを参照)